メニュー

腎臓がん

腎臓がんは、腎臓の細胞ががん化したもので、腎がんともいいます。
このうち、腎実質の細胞ががん化して悪性腫瘍になったものを腎細胞がんといいます。

腎細胞がんが初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。そのため、小さいうちに発見される腎細胞がんは、健康診断や、他の病気が疑われたために行う検査などで偶然に発見されるものがほとんどです。


腎細胞がんが大きくなると、血尿が出たり、背中・腰の痛み、腹部のしこり、足のむくみ、食欲不振、吐き気や便秘、おなかの痛みなどが生じたりすることもあります。腎細胞がんは、さまざまな部位や臓器に転移する可能性がありますが、特に転移しやすい部位は肺です。肺への転移では、胸の痛み、咳、血痰などの症状を伴います。そのほか、骨や肝臓、脳に転移をすることもあります。骨への転移では、骨の痛み、骨折など、脳への転移では、頭痛・片側の運動麻痺などが見られます。また、がんが全身へ広がると、発熱、倦怠感、体重減少などの全身症状があらわれます。

腎細胞がんでは、現在のところ、診断や治療効果の判定に使用できるような特定の腫瘍マーカーはありません。ですので、多くの場合、腎細胞がんは、腹部超音波(エコー)検査やCT検査で見つかります。

腎細胞がんの治療には、手術(外科的治療)、凍結療法、薬物療法、放射線治療、監視療法などがあります。
転移のない腎細胞がんであれば現段階で利用可能な最も信頼のおける治療(標準治療)は手術(外科的治療)です。手術療法には、がんが生じている部位の腎臓を部分的に切除する術式(腎部分切除術)とがんのある側の腎臓をすべて取り除く術式(腎摘除術)があります。腎部分切除術は腎臓の機能を温存できるという利点があるため、より好ましい術式として近年行われることが増えてきています。ただし、がんの大きさや場所、形などにより腎摘除術が必要になる症例もあり、早期に腎がんを発見することがより重要になっています。

もし気になる症状がある場合には、早めに泌尿器科を受診することが大切です。 いしだクリニックきたすずにお気軽にご相談ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME