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過活動膀胱

過活動膀胱とは、膀胱が過敏になって尿がそれほどたまっていないにもかかわらず膀胱が収縮する状態です。急に尿意をもよおしたり(尿意切迫感)、トイレに間に合わず漏れてしまう(切迫性尿失禁)、何度もトイレに行きたくなる(頻尿)などの症状が起きやすくなります。

脳や脊髄の病気、男性特有の前立腺肥大症、膀胱炎、加齢、精神的なストレスなど原因はさまざまですが、原因がはっきりしないケースも少なくありません。

まず尿検査で炎症がないかを調べます。膀胱炎を併発している場合はその治療を先に行います。超音波検査で残尿がないかを確認したり、膀胱癌や結石症などがないことを確認することも必要です。

治療としては薬物治療、行動療法のほか失禁を伴う場合には干渉低周波治療などが行えます。

薬物治療には代表的な薬として抗コリン薬やβ3受容体刺激薬があげられます。過活動膀胱による膀胱の異常な収縮を抑えることで膀胱の畜尿機能を改善し、尿意切迫感や頻尿を和らげます。ただ、残尿や尿閉の状態を招きやすい前立腺肥大症などが原因となっている場合は、これらの薬を服用することでかえって状態を悪化させてします可能性もあるので注意が必要です。

尿失禁や頻尿の多くは、膀胱の機能障害に伴う異常な収縮や骨盤の筋力低下に伴って起こります。これらに対する治療として、膀胱にためる尿の量を徐々に増やしていく膀胱訓練や、骨盤の筋肉を鍛える骨盤底筋体操を日常生活に取り入れることが比較的有効とされています。

そのほか、骨盤の筋肉に電気や磁気で刺激をあたえる治療も有効とされています。

いしだクリニックきたすずでは干渉低周波による頻尿・尿失禁治療器「ペリネスタ」を用いた治療(保険適応)も可能です。お気軽にご相談ください。

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